「妻とセックスできない…恋人とセックスできない」―このセリフが、抑圧的で激しい作品全体のトーンを決定づけている。綾香は、恋人と夫の対比を幾重にも重ねて描き出している。家では礼儀正しく振る舞いながらも内なる苦悩を抱え、恋人との逢瀬では全身の細胞が燃え上がるような感覚に襲われる。不道徳な快楽が、彼女の反応を通常の作品よりもリアルなものにしている。なぜなら、その震えは肉体的なものだけでなく、心の奥底で罪悪感と解放感が入り混じった感情からも生じているからだ。 SONE-967は河北彩佳による画期的な作品であり、心に深く刻まれるエロティックアートの傑作です。鑑賞後も長く心に残る作品です。強くお勧めします。 