佐倉和咲演じる主人公は、外見は純粋そうに見えるが、内面は完全に書き換えられている。元彼からの電話がかかってくると、たとえどこにいようと、誰と一緒であろうと、彼女は自ら進んで彼の元へ駆けつけ、ポーズをとるのだ。

IPZZ-886の特異性は、この「条件反射」が非常にリアルに描かれている点にある。それは奴隷化でも強制でもなく、根深い惰性なのだ。彼女自身もそれを自覚しているが、止めることができず、また止めたいとも思っていない。ディープスロートから射精まで、あらゆるシーンが彼女のサディスティックな傾向が演技ではないことを改めて示している。idea Pocketの映像は、その体験に完全に没入している様子を完璧に捉えている。

「絶望的で、重度のサディスティックな女性。」これは映画のキャッチコピーですが、観終わった後には、彼女が一体何に必死だったのかが分かるでしょう。彼女は他の人生を望んでいなかったのです。

120分、アイディアポケット、2026年7月公開。トラウマの中には、原因ではなく、自ら選んだものもある。
出演:さくらかずさき |カタログ番号:IPZZ-886