深田英美は、薬物の影響下で抑圧していた欲望を全て解き放つ平凡な学生を演じている。この設定によって、彼女の最も魅惑的な矛盾――無邪気な外見と激動の内面世界、落ち着いた表情と制御不能な身体反応――が最大限に引き出され、この二つの側面間の緊張感が映画全体に漂っている。
本作の撮影スタイルはリアリズムに傾いており、クローズアップやエクストリームクローズアップを多用して、深田の肌の紅潮、目に浮かぶ涙、唇を強く噛み締めた跡を捉えている。これらのディテールが一体となって没入感のある鑑賞体験を生み出し、まるでその部屋に座っているかのような感覚を観客に与える。クライマックスで爆発的に発せられる彼女の声は、普段の抑制を完全に解き放ち、喉の奥から発せられる震えは、二度と再現できない、本物の反応だった。最後に彼女が床に倒れ込むシーンは、キャラクターの最期の瞬間であると同時に、観客の感情を完璧に表現する場となった。
ストーリーだけでなく、深田えいみの演技だけでも、この作品は大切にされるべき価値がある。

